水摂取量と血糖 [糖尿病]

毎日の水摂取量が少ないと高血糖になりやすい
毎日の水の摂取量が少ないと高血糖になりやすいと,フランスのグループがDiabetes Careの12月号に発表した。

水の摂取量は抗利尿ホルモンのバゾプレシンの分泌に影響を与える。
最近の研究で,バゾプレシンの代替指標である血中コペプチン値と糖尿病リスクとの独立した関係が示唆されている。

同グループは,空腹時血糖値正常の中年男女3,615例を9年間追跡。毎日の水の摂取量により3群に分類し,空腹時血糖値110mg/dL以上または糖尿病治療中と定義した高血糖発症のオッズ比(OR)を算出した。

追跡中の高血糖発症は565例だった。交絡因子補正後,毎日の水の摂取量が0.5L未満の群を参照群(OR 1.00)とすると,0.5〜1.0L群と1.0Lを超える群のORはそれぞれ0.68,0.79で,日常的に水の摂取量が少ないことは高血糖の危険因子であると考えられた。

Roussel R, et al. Diabetes Care 2011; 34: 2551-2554.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/sites/entrez/21994426

出典 Medical Tribune 2011.12.8
版権 メディカル・トリビューン社

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